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本田技研のグローバル化

本田技研のグローバル化という「現地主義」を掲げ、本田技研の国際戦略となっている。本田技研は、早くから「需要のあるところで生産し、販売をおこなう」と欧米を中心に積極的に海外進出をおこなってきた。国際競争力を確保するためには、「部品は全量、現地で調達する」ことが必須となり、部品メーカーにたいしても新たな対応を迫っている。本田技研は、「国内生産100万台、国内販売80万台」という目標を掲げているが、輸出は現在の40万台規模から20万台規模までの減少が見込まれており、このような輸出の減少を海外生産で補うため、今後、ますます海外生産拠点の整備・拡充をすすめることが計画されている。これまでも、本田技研が海外現地生産に積極的であった理由としては、つぎの点があげられる。(1)すでに60年代から欧州などで2輪車の海外生産を開始し、豊富な経験を有していたこと、(2)「需要のあるところで生産する」という理念にはじまり、欧米企業の市場志向型直接投資にも共通した、現地化重視の海外事業戦略を確立していたこと、(3)本田宗一郎の思想を基本とする「ホンダイズム」も現地生産を積極的に推進する背景となったこと、(4)後発4輪車メーカーとして国内市場の拡大が困難であった反面、輸出への依存度がきわめて高く、とくに総輸出の5割以上を占めるアメリカが同社にとっては重要な市場であったことなどである。北米や欧州が重要な生産拠点となっていることがわかる。このように、本田技研の海外進出は欧米を重視するものであったが、近年は、アメリカに戦略拠点を確立する一方で、市場拡大が著しいアジアへの進出に意欲を強めてきている。

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