就寝分離とは、親と子が、また男の子と女の子は部屋を別にして寝るという意味です。それまでの寝方は、父親と男の子、母親や祖母と女の子、こんな組み合わせで寝ることが多かったように思われます。夫婦だけで寝るのは、新婚時代だけのことでした。就寝分離は、日本人のそれまでの寝方を欧米風に変えるという意味をもっていました。それまでの日本人の住まい方は、部屋を使用目的にしたがって、意図的に使い分けてこなかったのです。
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だから、子ども一人ひとりに独立した部屋を与えることも希で、寝るのは親と、勉強は縁側に置いたデスク、こんな暮らしをしていました。食寝分離、就寝分離は、部屋を使用目的別に用意することを要求します。これに生活の立式化、椅子座化、つまり洋風化が重なって、洋間が増え、洋間は閉鎖的なものという思い込みか、独立した小部屋の集積となり、小間割り間取りに到達したというわけです。