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ペット・子どももわが身同様に着飾らせるべし

ファッションヴィクティムにとっては、自らデザイナーズブランドの服を着るだけでは物足りない。彼女たちは、往々にして、この完璧なまでの趣味のよさを他人にも分けてあげなければ、と思ってしまうのだ。昔、誰かが言っていたことがある。「人は、自分がもらいたいものを贈る」。人がプレゼントを選ぶ時、そこに反映されるのは相手の趣味ではなく自分の趣味なのだ。そして、そうした行為は、私たちファッションヴィクティムの生きがいである。私たちは自分の子どもに(他人の子どもへのプレゼントを買う時もそうだが)『小さな私』的なものを着せる。モスキーノーキッズやGAPキッス、ベビーGAP、オールドーネイビー・キッス、ディーゼル・キッズ、ラルフーローレンーキッズ、プラダーキッズ、ゲスーキッズ。サイズが可愛ければお値段も可愛いというものでもない。ポロのベビー用レザー・ジャケットは二〇〇ドルもする。ディーゼル・キッズのデュムージャケットは109ドル。普通の店の大人用よりも高い。まだまだある。クリスチャンーディオールのー五ドルの女児用チュールードレス、ミッソーニーキッズの一七五ドルのセーター、ベビーディオールのピンクのニットーパンツーセット、ヤングーヅエルサーチの九三ドルのパンツ、ディーゼルの六八ドルのブートレッグージーンズ。ドルチェ&ガッバーナの子ども服D&Gジュニアは、二〇〇〇年にライセンシーニルヴアが倒産してトラブルに巻き込まれたが、以前は複数のラインを擁していた。たとえば、「デニムーロックースター」「ロードブッパー」「ロゴマニア」。ゴールドのデュムージャケット、小さなシアリング・コート、それに五九九ドルもする赤いレザーのレーシングーチームージャケットまであった。子どもはどんどん大きくなって以前の服はすぐに着られなくなってしまうから、子ども服に大金を注ぎ込むなんて、お金をドブに捨てるようなものなのに。また、ファッションヴィクティムは、真のスタイルはペットにも分け与えてやらなければならないことを心得ている。可愛らしいペットーファッション普通のペットーショップで売られているような犬用セーターやバンダナ、プラスチックのショートーブーツにとどまらず、人間様向けのデザイナーズブランド。ディーゼルイタリアの製造業者団体ジニアスーグループから生まれたブランドで、一九八五年に創業者の一人であるレンツォーロッソが独占権を獲得。