もっとも基本的な通貨ペアです。日本人にとって馴染みも深く、テレビや新聞でも為替レートを毎日発表しているので、現在の為替レートがどの程度か知っている人も多いでしょう。円高とか円安とか世間で言っているのは、ドルに対して円か高いか安いかを言っています。他の通貨(例えばユーロ)に対して円か安くても、ドルに対して円か高ければ円高と言います。為替関係のニュースは、極端にドルに関するものが多いのも事実です。日経新聞を読んでも、他の通貨についてのニュースはほとんど載っていません。ドルは世界の基軸通貨ですので、すべての通貨はドルとの取引が中心となります。もし、ドル以外の通貨を売買する場合でも、ドルの動きには注意をはらう必要があります。ドルを動かす要因にはどのようなものがあるかと言えば、米国内の景気動向とアメリカの為替政策の2つが主なものとなります。他にもテロなどの地政学的リスクなどの影響を受けることもあります。アメリカの景気が良ければ、当然ドル買いです。現在はアメリカの貿易赤字を懸念する声も多く、最近のドル安はこの貿易赤字が原因でした。雇用統計でアメリカの失業者が多くなると、景気が良くないと判断されドル売り原因となります。雇用統計は毎月第1金曜日に米労働省が発表しています。FX業者が配信している「為替ニュース」などで速報や解説なども流れるので参考にしましょう。この第1金曜日は、為替が米雇用統計の影響で乱高下する場合もあるので注意してください。為替政策とは、金利を上げるか下げるかなどの金利政策と、ドル安かドル高のどちらをアメリカは歓迎していて、それに沿った政策を取るかなどのことです。アメリカの金利が上がれば、当然高金利通貨が買われるのが為替の基本なので、ドルが買われます。日本の低金利がイヤで、外貨預金を検討する人が増えていることを考えればわかると思います。アメリカは少しずつ金利を上げてきています。さらに金利を上げ続ければドルが買われる流れになるでしょう。